2. 今からでも間に合う貯蓄を増やす工夫3選
資産がまったくない状態でも貯蓄できる方法としては、以下のものがあります。
- 生活費を見直す
- 給与が入ったらすぐ貯蓄に回す
- NISAでお金を増やす
貯蓄を作るには支出の見直しやお金自体を増やす仕組みづくりなど、現状の家計を根本から変えていくことが大切です。挑戦できそうなものから試してみましょう。
2.1 生活費を見直す
貯蓄をつくるには、生活支出の見直しが重要です。削減しやすい費用は、毎月定期的に支払う「固定費」です。たとえば、以下のようなものがあります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 通信費
- サブスク費用
家賃はマンションの管理会社や大家さんなどと相談しなければならないため難易度が高いですが、通信費やサブスク費用は比較的簡単に見直せます。また、固定費が削減できることを実感しやすいため、初めに挑戦してみるとよいでしょう。
水道光熱費はこれからの季節であれば、ガス代や暖房代がかかるため削減が難しく感じる人もいるでしょう。プランの見直しを検討したり、水道代の節約に注力したりするとよいです。
2.2 給与が入ったらすぐ貯蓄に回す
「先取り貯金」と呼ばれる、給与のいくらかを先に貯蓄に回し、余ったお金で生活費をやりくりする手法を取ると、毎月自然にお金を貯められるようになります。
あらかじめ貯蓄する額を「給与の1割」「毎月3万円」というように決めておくと、目標を持って貯蓄をつくりやすくなります。定期積立預金や財形貯蓄など、貯蓄する仕組みを整えておけば、よりスムーズにお金を貯められるでしょう。
先に貯蓄をして残りのお金で生活費を支出していくようにすると「自分が月にいくら支出しているのか」「まだ貯蓄に回せるお金はあるのか」など、毎月の支出状況も明確になります。少しずつ貯蓄に回すお金を増やしていけば、さらに効率よく資産づくりが可能です。