ドライバーの労働時間の条件が設けられ、今まで以上に人手不足や人員確保が課題になると言われる「2024年問題」。バス業界では運転手を確保するための人件費が上昇しつつあります。

人件費の上昇に伴い、2024年秋に運賃の改定を実施するバス会社や鉄道会社もあるようです。そこで本記事では、西日本で運賃が改定される鉄道・バス会社を紹介します。

1. 【バスの運賃改定】近鉄バス

近鉄バスは、大阪府各地や京都市内で路線バスの運行を手掛けている会社です。高速バス・貸切バス・空港バスの運行も行っており、関西の交通の重要な役割を担っています。

2024年10月1日(火)からは、大阪府北部に位置する茨木・摂津・吹田エリアのバス運賃を値上げすることになりました。改定前の普通片道旅客運賃は230円だったのが、改定後は250円になります。

普通片道旅客運賃の値上げに伴い、定期旅客運賃も上昇。期間1カ月の紙式定期券の通勤定期券は1万210円から1万1100円に、期間1カ月のスマホ定期券の通勤定期券は9660円から1万500円に値上げされます。