シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は携帯電話の3大キャリアのひとつであるNTTドコモです。

NTTドコモの平均年間給与はいくらか

NTTドコモ(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は 873.7万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40.2歳となっており若干ですが40歳を上回っています。平均勤続年数は17.3年となっています。

NTTドコモの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で7,767名。単体で7000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

  • 通信事業・スマートライフ事業・その他の事業:6,786名
  • 全社(共通):981名

また、連結の従業員数は2万7464名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

  • 通信事業・スマートライフ事業・その他の事業:25,078名
  • 全社(共通):2,386名

NTTドコモは通信事業(各種通信サービス)・スマートライフ事業(動画や音楽の配信、金融決済サービスなど)・その他の事業(システムの保守点検)の3つのセグメントを柱に事業を展開しています。

近年は格安スマホの普及により厳しい事業展開が続いていました。LTEサービスをコアビジネスをして位置づけつつ、生活やビジネスの役に立つサービスを提供していくことで業務を拡大しています。また、今後は5Gの導入を含んだ中期戦略「beyond宣言」に注目です。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

LIMO編集部