公的年金は偶数月に2カ月分が支給されます。
年金月額が約23万円の世帯であれば、年金支給月に税引き前で約46万円が振り込まれる計算です。
年金は終身に渡って支給されるため、老後を支える収入源となります。
今回は、年金のモデル額を紹介しながら「約46万円・約67万円」が支給される夫婦の特徴を解説します。
1. 年金受給額の決まり方
公的年金は国民年金と厚生年金の2つに分かれますが、それぞれ受給額の計算方法が異なります。
1.1 国民年金
国民年金では、20歳から60歳になるまでの40年間における保険料の納付月数や厚生年金の加入期間に応じて、年金額が計算されます。
20歳から60歳になるまでの40年間の保険料をすべて納めると、満額の老齢基礎年金を受給できます。納付しなかった期間や免除期間があると、所定の割合を乗じて減額される仕組みです。