3. 猫まみれのガーデニング!名前に「ネコ」がつく植物2選

3.1 ネコノヒゲ(キャッツウイッカー)[一年草(原産地では多年草)]

猫のヒゲのような雄しべと雌しべがキュート「ネコノヒゲ」

白い花を穂状に咲かせているネコノヒゲ。すっと伸びた雄しべと雌しべが猫のヒゲのように見える

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ネコノヒゲは、スッと長く伸びた雄しべと雌しべが猫のヒゲに似ていることから名付けられました。本物の猫さんのヒゲを触ると怒られてしまうことも多いですが、お花なら触り放題。初夏から秋まで長い期間、白やうす紫色の花を咲かせてくれます。

個性的な見た目ながらナチュラルな雰囲気もあり、洋風のお庭やナチュラルガーデンによく合います。花壇の主役や背景として活躍してくれるほか、プランターに植えれば玄関先やベランダのインテリアとしても楽しめます。

植え付け適期は春~夏にかけて。日なたから半日陰の、風通しのよい場所で育てましょう。寒さに弱いため日本では一年草扱いですが、鉢植えで育てて、冬は10℃以上を保てる日当たりのよい室内に入れてあげると冬越しできますよ。

※参考価格:450円~750円前後(3~3.5号ポット苗)

3.2 ネコヤナギ[落葉低木]

ふわもふの花が猫ちゃんの毛皮みたい!「ネコヤナギ」

猫の毛のようなふわふわの花穂をつけているネコヤナギ

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早春に猫のようにふわふわな花を咲かせるネコヤナギ。葉が出るよりも先に、もふもふな花を枝いっぱいにつける姿が、青空によく映えます。切り花でも楽しめて、春の花束やアレンジメントの材料としても人気です。

山で見かける白い花だけでなく、濃いピンクの花が咲く「ピンクネコヤナギ」や、黒い花の「クロネコヤナギ」など、複数の品種があります。お気に入りの猫ちゃんを探してみてくださいね。

ネコヤナギの植え付け適期は、落葉期である晩秋から早春。日向から半日陰の場所が適しています。暑さ寒さには強いのですが、湿った環境を好む乾燥に弱い植物。そのため、とくに暖地では半日陰に植えてマルチングし、土が乾かないようにこまめに水やりをして育てましょう。

※参考価格:800円~1000円前後(3~3.5号ポット苗)

4. まとめにかえて

名前に「ネコ」や「キャット」がつく植物を5つご紹介しました。気になる植物はありましたか?

キャットニップのように猫がよろこぶ植物がある一方で、猫にとって有害な植物も存在します。猫を飼っているガーデナーさんは、家に植物をお迎えする前に、その植物が猫にとって害があるものかどうか、調べてから購入するようにしてくださいね。

猫好きさんにはたまらない、猫にちなんだ植物を植えて、猫だらけのガーデニングを楽しんでみませんか?

鈴森 真樹