2. 社会保険適用拡大で得られるメリット
次に3つの主要なメリットをご紹介します。
2.1 将来の年金受給額の増加
家族の扶養に入っていると、自分で年金を納めていないため、将来もらえる年金の額が家族に比べて少なくなります。
しかし、扶養を外れて厚生年金に加入することで、「基礎年金」に加えて「厚生年金」も受け取れるようになり、その結果として年金の受給額が増えることになります。
例えば、年間給与が120万円で厚生年金に25年間加入した場合、65歳から80歳までの15年間で受け取る総額は、約220万円多くなる可能性があります。
2.2 受けられる保障の充実
病気やけがによって障害が発生した際には、障害基礎年金に加え、障害厚生年金も受け取ることができます。
日常生活が困難なほどの障害状態になった場合は「障害厚生年金」が支給され、万が一、亡くなった場合には遺族に対して「遺族年金」が支給される仕組みになっています。