2. 年収600万円以上を達成する年代は?男女別に比較

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、年代別における平均年収は下記の結果となりました。

年齢階層別の平均給与

年齢階層別の平均給与

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

男性は40歳代以降、平均年収が600万円以上となっており、50歳代まで600万円超を維持し続けています。

一方、女性の平均年収は、ほとんどの年代で200〜300万円台にとどまり、男女間の年収差が顕著であることが分かります。

女性は、出産や子育てといったライフイベントにより、働き方を変えることが多く、年収600万円を超える割合が男性よりも低くなっているのでしょう。

しかし近年、子育てをしながらでも働きやすい環境が整いつつあるため、すべての女性がこの年収水準に当てはまるわけではありません。

キャリアやスキルの向上を目指すことで、年代や性別に関わらず、年収を増やすチャンスをつかむことができるでしょう。

では、比較的高収入と言える「年収600万円超」は、手取り収入からどのくらい貯蓄に回しているのでしょうか。

次章にて、年収600万円台(500〜750万円未満) の「収入から貯蓄に回す割合の平均」を確認していきましょう。