1.1 現代シニアが考える「ゆとりある老後」に必要な上乗せ額はいくらか
次に、ゆとりある生活費についても見てみましょう。
「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」では「ゆとりのある生活を送るためには、あとどれくらいのお金が必要か」調査をしており、回答結果は平均で月額14万8000円となりました。具体的な内訳は以下のとおりです。
- 10万円未満:19.3%
- 10〜15万円未満:31.4%
- 15〜20万円未満:3.7%
- 20〜25万円未満:9.6%
- 25〜30万円未満:1.7%
- 30万円以上:11.8%
- ゆとりのある老後生活を送るつもりはない:2.6%
- わからない:19.8%
- 平均額:14万8000円
約3割の人が「あと10〜15万円あればゆとりが持てる」と回答しています。年間で120〜180万円ほど収入が増えないと、余裕のある暮らしは難しいと感じている人が多いようです。
では、厚生年金を月25万円以上受け取れる人の割合について、次章で解説します。