1. 65歳以上の平均年金受給額

厚生労働省年金局の発表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均受給額は、厚生年金が14万3973円、国民年金が5万6316円です。

年齢別の平均受給額を、5歳刻みで見てみましょう。

厚生年金・国民年金の平均月額(5歳刻み)

厚生年金・国民年金の平均月額(5歳刻み)

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

なお、厚生年金は国民年金を含めた金額です。

厚生年金の平均受給額は14万3000円〜16万円ほどとなっており、高齢になる程、若干ですが高額になる傾向があります。

国民年金の平均受給額は5万2000円〜5万8000円程となっており、高齢になる程、わずかに減少しているようです。

公的年金だけで生活費をまかなえない場合、働いて収入を得たり貯蓄を取り崩したりすることになるでしょう。では、65歳以上の世帯では、どのくらいの貯蓄があるのでしょうか、次章で確認していきましょう。