4. 「介護」に関する給付金・助成制度
「介護」に関する給付金・助成制度として、「高齢者住宅改修費用助成制度」と「特定入所者介護サービス費」、「高額介護サービス費」、「高額医療・高額介護合算療養費制度」をご紹介します。
4.1 高齢者住宅改修費用助成制度
住宅をバリアフリーにリフォームする際に、原則として工事費用が助成される制度です。
最高20万円を限度に工事費用の9割(上限18万円)あるいは、所得に応じて8割(上限16万円)・7割(上限14万円)が支給されます。
介護保険制度であるため、対象者が要支援または要介護の認定を受けていることが条件です。
助成を受けるには工事の前に必要書類を添えて、事前に市町村へ申請書を提出します。また、工事完了後に領収書などを提出することが求められます。
4.2 特定入所者介護サービス費
「特定入所者介護サービス費」は、介護保険施設等に入所する方の食費や居住費の負担が軽減される制度です。
本来食費や居住費は介護保険の保険給付の対象外ですが、所得の低い方は上限が設けられており、負担を限度額までに抑えることができます。
特定入所者介護サービスの支援制度を利用するには、介護認定を受けていることの他に、所得や資産などの条件があります。