2.1 厚生年金の受給額
厚生年金の受給者平均年金月額は、2022年度末時点で14万4982円でした。
現役時代の報酬ごとに支払われる厚生年金の目安額は、以下のとおりです。
- 報酬54万9000円:年金額18万6104円
- 報酬43万9000円:年金額16万2483円
- 報酬32万9000円:年金額13万8862円
- 報酬37万4000円:年金額14万8617円
- 報酬30万円:年金額13万2494円
- 報酬22万5000円:年金額11万6370円
- 報酬14万2000円:年金額9万8484円
※厚生労働省「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点②」より
では、国民年金の受給額について確認しましょう。
2.2 国民年金の受給額
国民年金の受給額は、保険料を納付した期間によって決まります。
国民年金の満額は2024年度で月額6万8000円です。このように支給される年金額は、物価や賃金の推移に合わせて毎年変動しています。
厚生労働省の「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均受給額は5万6428円でした。
以上から、年金の受給額は加入している年金制度によって異なります。年金制度は、財政や生活実態を踏まえながら改正することがあるのです。
では、年金制度にかかわる改正や検討されている内容について確認しましょう。