3. 異次元の少子化対策によって子育て世帯はどう変わる?

児童手当の拡充は、「異次元の少子化対策」のこども未来戦略の「加速化プラン」の一つです。それ以外の「加速化プラン」にはどのようなものがあるのかみていきましょう。

3.1 「加速化プラン」の主な支援策

<子育て世帯の家計支援>

出産費用の保険適用

2026年度を目途に検討

出産育児一時金の増額

2023年4月から1児につき50万円に増額

大学等の教育費負担の軽減

授業料減免・給付型奨学金の対象を拡大(2025年度開始)
貸与型奨学金の減額返還制度の年収要件を緩和(2024年度開始)
大学院生(修士段階)に「授業料後払い制度」を導入(2024年度開始)

住まいの支援

「フラット35」子育てプラスによる金利負担の軽減(2024年2月13日開始)

<共働き・共育て支援>

育児休業給付の引き上げ

現行の給付率67%(手取りで8割相当)から 80%(手取りで10割相当)へと引上げ(2025年度開始予定)

時短勤務への給付

「育児時短就業給付」を創設。時短勤務時の賃金の10%を支給(2025年度開始予定)