5. 年金生活者支援給付金の確認を!現役世代の人ができることは?
今回は、年金生活者支援給付金や、60歳、70歳、80歳の年金事情について解説しました。
この給付金の条件に該当する方はしっかり申請しておきましょう。
年金に関しては、厚生年金や国民年金の受給額も気になるところですが、少子高齢化が進む中で、今の水準がいつまでも維持されるとは限りません。自力で資産を作る必要性があるでしょう。
現在は、「iDeCo」や「NISA」など、国が後押ししている制度が充実していきました。これらを利用すれば、税制優遇を受けながら資産運用ができます。
NISAとiDeCo、どちらも少額から投資を始められますが、ここでそれぞれの特徴を紹介します。
5.1 NISAのメリット
- 投資したお金は必要なときにすぐ売却できて現金化可能。
- 非課税保有期間が無期限なので、保有期間に関係なく非課税で運用できます。
- 一度売却した分は非課税枠を再利用できるので、次の投資に回すことも可能です。
5.2 iDeCoのメリット
- 元本が守られる預貯金などの選択肢もあるので、運用に不安がある人にピッタリです。
- iDeCoに掛けたお金は全額所得控除になるので、税金面でのメリットもあります。
- 基本的には60歳まで引き出せないため、貯金が苦手な人には自然と貯まる仕組みです。
5.3 どちらが自分に合っている?
NISAは、もっと自由に資産を管理したい人や、気軽に投資を始めたい方に向いています。
一方、iDeCoは計画的に貯めたい人に合っているでしょう。
どちらも老後資金を準備するには良い方法なので、興味がある方は、ぜひじっくり調べてみてくださいね。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 公益財団法人生命保険文化センター「老齢年金生活者支援給付金について知りたい」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
齊藤 慧