5. 物価上昇に対応するために
ここまで、住民税非課税世帯の要件や年代別の割合を詳しく見てきました。実際に、非課税世帯には高齢者が多いということがわかります。しかし、10万円の給付は一時的な補助に過ぎず、それだけで生活が豊かになるわけではありません。
そのため、現役世代の方々は、今後も続く可能性のある物価上昇に備えて、早めに老後の資金準備をしておくことが重要です。物価上昇に対応するには、単にお金を貯めるだけでなく、物価上昇率を上回る金利で資産を増やすことが求められます。
例えば、2024年10月18日に総務省が発表した2024年9月分の消費者物価指数（総合指数）によれば、前年同月比で2.5%の物価上昇が確認されています。一方、日本の普通預金の金利は年0.1%前後に留まっています。この差が続くと、預金だけでは資産が実質的に目減りしてしまうことになります。
そのため、物価上昇率を上回る利回りを得る方法を模索し、自分に合った資産運用方法を見つけることが大切です。まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
※金額や要件などは自治体等によって異なるので、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
