2. 過去に実施された「高齢者向けの給付金支援」
過去には、次のような「高齢者向けの給付金支援」が行われてきました。
- 臨時福祉給付金(2014年〜2017年度まで)
- 年金生活者等支援臨時福祉給付金(2015年〜2016年まで)
- 年金生活者支援給付金(2019年〜現在も継続)
順に詳しく見ていきましょう。
2.1 臨時福祉給付金
臨時福祉給付金は、消費税率が8%から10%に引き上げられたことをかんがみ、高齢者や低所得者を支援するために行われた給付金制度です。
臨時福祉給付金は2014年にスタート。2019年度分まで実施されています。下記のように、各年度で支給額が異なっています。
- 2014年4月1日〜:対象者へ1万円(老齢基礎年金受給者などの加算対象者はプラス5000円)
- 2015年10月1日〜:対象者へ6000円
- 2016年10月1日〜:対象者へ3000円
- 2017年4月〜2019年9月分:対象者へ1万5000円を、一括して支給
消費税増税に伴い、数回に分けて行われた給付金支援であり、低所得者世帯や年金生活世帯の家計負担の軽減に繋がる支援となりました。
とりわけ老齢基礎年金受給年金世帯は、2014年度において5000円が加算されており、臨時福祉給付金の恩恵を受けていたとうかがえます。
加えて2015年度に実施された「臨時福祉給付金」では、65歳以上の方は「高齢者向けの給付金」が別で支給されました。
次では「年金生活者等支援臨時福祉給付金」についても触れていきます。