憧れの「富裕層」、日本で増加傾向に？！資産運用アドバイザーが出会ったお金持ちに共通する3つのコト 物価上昇で家計がひっ迫されている中、富裕層が増える理由とは

皆さんの周りには「富裕層」と呼ばれる方はいますか？

「純金融資産1億円」などと言われると、自分とは別の世界だと思いがちですが、意外とそうでもないのです。

ファイナンシャルアドバイザーである筆者はマネー相談をお受けする中で、富裕層に「共通するマインド」に気づきました。

そこで本記事では、富裕層の共通点をご紹介。また富裕層に関する調査データをもとに、富裕層の割合や推移などを確認していきます。

1. 【富裕層】「純金融資産1億円以上」を保有している人は日本にどのくらいいる？

野村総合研究所の調査報告によると、日本で純金融資産1億円以上を保有している富裕層は、148万5000世帯も存在しています。

野村総合研究所の調査報告によると、日本で純金融資産1億円以上を保有している富裕層は、148万5000世帯も存在しています。

• 超富裕層（5億円以上）：9万世帯／105兆円
• 富裕層（1億円以上5億円未満）：139万5000世帯／259兆円
• 準富裕層（5000万円以上1億円未満）：325万4000世帯／258兆円
• アッパーマス層（3000万円以上5000万円未満）：726万3000世帯／332兆円
• マス層（3000万円未満）：4213万2000世帯／678兆円

日本では、2005年〜2021年にかけて、富裕層の割合が右肩上がりに増えてきています。

2015年〜2021年までの富裕層と超富裕層が保有する資産総額の推移は以下のとおりです。

• 2015年：272兆円
• 2017年：299兆円
• 2019年：333兆円
• 2021年：364兆円

では、富裕層が増加している背景にはどのような要因があるのでしょうか。

次章で詳しく解説していきます。