2. 標準的な夫婦世帯の年金収入はいくら?《年金一覧表》厚生年金・国民年金の平均受給額
公的年金額は毎年度見直しがおこなわれます。
厚生労働省は、年金額改定の際、一般的な夫婦世帯(標準夫婦世帯)として、「標準的な収入があった元サラリーマンの夫+専業主婦の妻」が40年間続いた世帯を想定した年金額例を公表。2024年度は夫婦合算(※夫の厚生年金+夫婦2人分の国民年金)で23万483円でした。
男女の働き方が多様化し、共働き世帯が主流となりつつあるこんにち。現役世代としては、今のシニア世代が受け取る男女それぞれの平均的な年金額も知っておきたいところですね。
そこで、厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、今のシニア世代が受け取る厚生年金・国民年金の平均年金月額をチェックします。
2.1 【老齢年金一覧表】厚生年金「平均・個人差」をグラフで見る
厚生年金の平均受給額(月額)※国民年金部分を含む
〈全体〉平均受給額(月額):14万3973円
- 〈男性〉平均受給額(月額):16万3875円
- 〈女性〉平均受給額(月額):10万4878円
厚生年金(国民年金部分を含む)の平均月額は、男女全体で14万円台。これを男女別に見ると、男性16万円台、女性10万円台と、6万円ほどの差があります。