物価上昇が続き、世代を超えた多くの世帯が家計管理の難しさを実感する今日このごろ。

住宅資金、教育資金、そして老後資金は「人生の三大資金」と呼ばれます。働き盛りの現役世代のみなさんであれば、住宅ローンや子育て費用といったコアな支出に追われ、遠い将来に必要となる「老後資金」準備まで手が回らないという方は珍しくないでしょう。

筆者はファイナンシャルアドバイザーとして多くのお客様とお話をする機会があります。そこでみなさんからのご相談事項で一番多いのは「老後の生活が不安」という内容です。

そこで今回は、多くの方が年金受給をスタートされている「70歳代」のお金事情にフォーカス。貯蓄や年金額、さらには標準的な夫婦世帯の家計収支に関するデータを眺めていきます。

若い世代のみなさんが、セカンドライフを見据えた資金計画を立てる際のヒントにしていただければと思います。