近年、増加傾向にある「富裕層」。彼らがどのように資産を運用しているのか、気になりませんか?実は、富裕層には成功を支える独自の資産運用メソッドがあります。
この記事では彼らが実践している4つの資産運用法について詳しくご紹介します。分散投資の重要性、ポートフォリオの定期的な見直し、複利効果を活かした早期投資、そして相続対策や税務戦略。
これらを学び、実践することで将来の資産形成に大いに役立つはずです。富裕層の成功の秘訣を知り、一歩先を行く運用方法を取り入れてみませんか?
1. 日本の富裕層の世帯数と資産保有状況の推移
野村総合研究所は、「2021年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模」の推計結果を発表しました。
上図のとおり、純金融資産が5億円以上の「超富裕層」は9万世帯で、全体の0.17%を占めていることが明らかになりました。
また、1億円以上5億円未満の「富裕層」は約139万5000世帯(2.58%)、5000万円以上1億円未満の「準富裕層」は325万4000世帯(6.01%)、3000万円以上5000万円未満の「アッパーマス層」は726万3000世帯(13.42%)、3000万円未満の「マス層」は4213万2000世帯(77.83%)となっています。
上図からもわかるように2005年にこの推計が始まって以来、2005年の「超富裕層」と「富裕層」を合わせた世帯数は86万5000世帯でしたがこの16年間で62万世帯増加しています。
また2013年以降、「超富裕層」と「富裕層」の純金融資産保有総額は一貫して増加していることも明らかです。
この増加の要因としては、株式などの資産価格の上昇により、富裕層や超富裕層の保有する資産額が増加したことが挙げられます。