2. 年金の支給状況

次に、現在の年金の具体的な支給状況について、詳しく見ていきましょう。

2.1 年金額

公的年金被保険者数は、2022年度末で6744万人となっており、前年度末と比較して14万人(0.2%)増加しています。一方で、国民年金の第1号被保険者数(任意加入被保険者を含む)は1405万人。前年度末に比べて26万人(1.9%)減少していることが報告されています。

さらに、厚生年金被保険者数(第1~4号)は、4618 万人となっており、前年度末と比較して82 万人(1.8%)増加。国民年金の第3号被保険者数は、2022年度末で721万人となっており、前年度末に比べて42万人(5.4%)減少しています。

また、公的年金受給者の年金総額については、2022年度末現在で55兆7211億円となっており、 前年度末に比べて3463億円(0.6%)減少しています。

2022年度末現在における国民年金・厚生年金の平均月額は以下のとおり。

国民年金・厚生年金の平均月額

国民年金・厚生年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

2.2 国民年金の平均月額

  • 全体:5万6416円
  • 男性:5万8798円
  • 女性:5万4426円

2.3 厚生年金の平均月額(国民年金を含む)

  • 全体:14万3973円
  • 男性:16万3875円
  • 女性:10万4878円