2. 児童手当の変更点①所得制限の撤廃
現行の児童手当では、子どもを養育している人の所得が一定額を超えている場合、児童手当の支給額に「所得制限」が設けられています。
しかし、2024年10月以降からは、この児童手当の「所得制限」が撤廃されます。
以前から児童手当に対する所得制限には、「不公平」という批判の声があがっていました。
今回の所得制限撤廃により、全ての子育て世帯が平等に児童手当を受給できるようになります。
3. 児童手当の変更点②支給対象・支給額が拡大
2024年10月から、児童手当の支給対象・支給額が拡大されます。
支給対象・支給額それぞれの変更内容を確認していきましょう。
3.1 児童手当の支給対象が「高校生まで」に拡大
現行の児童手当では、支給対象が中学校修了まで(15歳の誕生日後の最初の年度末まで)が対象となっています。
しかし、2024年10月以降からは、児童手当の支給対象が「高校生年代まで(18歳の誕生日後の最初の年度末まで)」に拡大されます。
約3年間、児童手当を受け取れる期間が延びるため、第一子の場合は最大36万円の追加手当を受け取れることになります。
高校生の教育費も考慮すると、この拡大は多くの家庭にとって家計負担軽減に繋がると言えるでしょう。