2.2 手続きと注意点
給付金を受け取るには、自治体からの案内に従って必要な手続きを行う必要があります。多くの場合、住民票のある市町村から案内が送付され、所定の申請用紙に必要事項を記載してを提出することにより申請ができます。
オンラインでも申請が可能であるかどうかや、申請期限などの詳細は、自治体によって異なります。給付の申請をする場合には、必ずお住まいの自治体の申請方法や期限を確認するようにしてください。
次に、所得が一定以下であるなどの条件を満たした年金生活者への給付である年金生活者支援給付金について説明をしていきます。
3. 年金生活者支援給付金の概要
年金生活者支援給付金は、政府が消費税率引き上げ分を活用して、公的年金等の収入金額やその他の所得が一定基準額以下の年金生活者に対して、生活の支援を図ることを目的として2019年に開始された給付金です。
老齢基礎年金・障害基礎年金・遺族基礎年金のいずれかを受け取っている人が一定の要件を満たす場合に、年金に上乗せして支給されます。
年金受給額が少ない方々の生活を支えるために設けられた制度です。
この給付金は、基礎となる年金が「老齢」「障害」「遺族」のいずれであるかによって「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3種類の給付が存在します。
給付の種類により、支給となる条件も支給金額も異なるので、一つずつ見ていきましょう。