物価高騰が続くなか、すでに進行中の、2024年度に新たに住民税非課税世帯等に該当した世帯を対象とする「10万円給付」や、6月に岸田首相が公表した、秋メドに策定中の低所得世帯や年金世帯等を対象とする「追加給付金」など、政府の各種施策がしばしば話題となっていますね。

これらの施策とは別に、2019年からスタートした「年金生活者支援給付金」という制度があるのをご存じでしたか?

年金生活者支援給付金は、公的年金の収入金額やその他の所得が一定基準以下の年金受給者を対象に、基礎年金に上乗せして支給されるものです。2024年度、新たに対象者となる人には9月に請求書の送付が始まっています。

本記事では「年金生活者支援給付金」について触れたあと、令和のシニア世代が受け取る年金額データを確認。高齢化社会における年金の役割と課題、そして私たちにできる備えとは何か、一緒に考えていきましょう。