3. 国民年金の受給額は少ない?
参考までに、厚生労働省の同調査より、国民年金の受給額も確認していきましょう。
- 男女全体平均月額:5万6316円
- 男性平均月額:5万8798円
- 女性平均月額:5万4426円
前述のとおり、国民年金は40年間の保険料を満額納めた場合でも、受給額は月額6万8000円(2024年度の水準)です。
たとえ満額を受けとる人が75歳まで繰下げ受給をしたとしても、受給額は12万5120円。現行の制度では、15万円に増やすことはできません。
年金の受給額を増やすには、繰下げ受給以外に、付加保険料や国民年金基金、iDeCo(個人型確定拠出年金)などに加入する方法があります。
なお、年金が少ない方の生活を支援する目的として「年金生活者支援給付金」という給付金制度があります。
次章では、2024年9月2日より順次、新たな対象者へ向けて「年金生活者支援給付金請求書」が送付されていることに関して、わかりやすく解説します。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元証券会社社員
1985年生まれ。福岡県出身。筑紫女学園短期大学英文科(現・筑紫女学園大学)を卒業後、2005年に日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)に入社。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。ファイナンシャルアドバイザーとして、主に富裕層の個人顧客や法人に向けて、株式や債券、投資信託、保険商品などライフプランに寄り添った資産運用を提案する業務に従事した。
現在は、株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。(2024年8月22日更新)