5. 将来への備えはバランスよく

これまで、厚生年金の月平均受給額を参考にしながら老後の生活について見てきましたが、年金だけで老後生活を支えるのは難しいのが現状です。そのため、老後資金としてある程度の資産を準備する必要があります。

まず、ねんきん定期便でご自身が受け取れる年金見込み額を確認し、その上でどれくらいの老後資金が必要かを把握しましょう。その後、自分に合った方法で資産運用を進めていくことが大切です。

最近は資産運用への関心が高まっていますが、万が一に備えて保険などの保障も同時に考えることが重要です。

早めに準備を進めることで、安心した老後生活が送りやすくなるので、自分に合った運用方法や保障を見つけて、計画的に備えていきましょう。

【編集部よりご参考】

第1号被保険者や第3号被保険者は、将来国民年金のみの受給となります。

参考までに、国民年金（老齢基礎年金）の受給額ごと人数もご紹介します。

国民年金受給額ごとの人数

  • 1万円未満：6万5660人
  • 1万円以上～2万円未満：27万4330人
  • 2万円以上～3万円未満：88万1065人
  • 3万円以上～4万円未満：266万1520人
  • 4万円以上～5万円未満：465万5774人
  • 5万円以上～6万円未満：824万6178人
  • 6万円以上～7万円未満：1484万7491人
  • 7万円以上～：178万3609人

参考資料

堀江 啓介