1. 子育て世帯に特に影響の大きな費目は?

日本の物価は長くデフレ傾向にありましたが、2021年後半から上昇を続けています。以下は、総務省の2024年7月分の「2020年基準消費者物価指数」の費目ごとの指数です。

2020年基準消費者物価指数(2024年7月分)

2020年基準消費者物価指数(2024年7月分)

出所:総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年7月分」をもとにLIMO編集部作成

  • 総合:108.6
  • 食料:116.4
  • 住居:103.0
  • 光熱・水道:119.4
  • 家具・家事用品:119.5
  • 被服:107.2
  • 保健医療:102.8
  • 交通・通信:97.6
  • 教育:101.3
  • 教養・娯楽:112.9
  • 諸雑費:104.8

この指標は、2020年を100とした場合の数値です。この中で特に増加が目立つ費目として、食料(116.4)、光熱・水道(119.4)、家具・家事用品(119.5)が挙げられます。

子育て中の世帯には、特に食料と光熱・水道の値上がりの影響が大きいと考えられます。これらの費目の値上がりについては、すでにさまざまな対策がされてきているはずで、節約にも限界があるのではないでしょうか。