2. 各都道府県の刑法犯罪の認知件数ランキングを見てみると…

各都道府県の犯罪認知件数ランキング

各都道府県の犯罪認知件数ランキング

出所:警察庁「令和5年警察白書」を参考に筆者作成

警察庁が発表した「令和5年警察白書」によると、2022年の刑法犯罪の認知件数が1番少ない都道府県は島根県です。その数は1834件。次いで秋田県の1871件、鳥取県の2017件、徳島県の2256件という順番となりました。

全国総数は60万1331件。日本で1番人口の多い東京都は犯罪認知件数も1番多く、7万8475件となっています。アンケートの選択肢にあった4県を合わせても(7978件)東京都の約10分の1なのです。

ちなみに刑法犯罪の認知件数ワースト5は、東京都の7万8475件、大阪府の6万8807件、埼玉県の4万1983件、愛知県の4万1248件、神奈川県の3万6575件となっています。

3. 島根県の県内総生産は2兆5995億円

ここからは日本で1番、刑法犯罪の認知件数が少ない島根県について紹介します。

島根県は中国地方の北部にあり、東は鳥取県、西は山口県、南は中国山地を隔てて広島県に接し、北は日本海にのぞんでいます。日本で19番目となる6708平方キロメートルの面積に、64万2392人が生活をしているのです。各市町村の人口を見てみると、県庁所在地の松江市が19万9023人。出雲市が17万927人、浜田市が5万1790人でした。

2021年度の県内総生産は、名目2兆5995億円。県民所得は1兆8714億円、1人当たりの県民所得は278万8000円でした。

※各市町村の人口は、2023年10月1日時点のもの

3.1 調査概要

  • 調査日:2024年8月30日
  • 調査人数:200人(全国の10歳代~60歳代)

参考資料

小野田 裕太