車のサブスクリプション(定額課金)サービスを手掛ける株式会社KINTO(キント、名古屋市)は、2024年8月30日にオンライン会見を実施し、「KINTO Unlimited」の現状や今後の展望、また新規利用者に向けたキャンペーンについて発表しました。

車の新たな利用方法として、サブスクリプションサービスを展開してきた「KINTO」がどのような成長を遂げてきたのか、またそこから垣間見える新たな車の利用者層について、考えていきます。

1. KINTOは5種類のサブスクリプションサービスを展開

KINTOはサブスクリプションサービスの全国展開から5年が経過し、2024年7月末時点で利用者は12万5000件に達しています。

KINTOサブスクリプションサービスの申し込み件数推移

グラフの画像

出所:株式会社KINTO提供

KINTOが展開しているサブスクリプションサービスは5種類です。

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」
  • KINTO ONEの進化版「KINTO Unlimited」

今回発表のあったキャンペーンは、進化版である「KINTO Unlimited」が対象となります。

1.1 「KINTO Unlimited」とは

「KINTO Unlimited」は保険や税金などの諸経費を月額利用料に含めるサブスクリプションサービス「KINTO ONE」の進化版。車を提供するだけでなく「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を加えているのが特徴です。

クルマの価値を維持することで、サブスクの月額利用料の引き下げにあらかじめ充て、リーズナブルであることもユーザーに支持されている理由となっています。

2023年1月のプリウスUグレードからサービスを開始し、現在はヤリスUグレード、ヤリスクロスUグレードも対象車種に追加し、着実に利用者が伸びている最新版のサブスクサービスと言えるでしょう。