3. 国民年金と厚生年金の受給額例(2024年度)

2024年(令和6)度における国民年金の満額は6万8000円です。(1956(昭和31)年4月1日以前生まれの方は6万7808円)。

【写真全3枚中1枚目】令和6年4月分からの年金額。2枚目以降、繰下げ増額率早見表を解説

令和6年4月分からの年金額

出所:日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」

3.1 2024(令和6)年度「国民年金」満額の年金額例

  • 月額6万8000円(2023年度 6万6250円+1750円)

3.2 2024(令和6)年度「厚生年金」モデル夫婦の年金額例

  • 月額23万483円(2023年度 22万4482円+6001円)

※平均的な収入(平均標準報酬(貸与含む月額換算)43万9000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。

もし、国民年金を繰上げ受給すると、65歳時点での受給額から1カ月あたり0.4%減額された年金が一生涯支給されます。

逆に、66歳以降に繰下げ受給をすると、1カ月あたり0.7%増額された年金額が一生涯支給されます。

繰下げ増額率早見表

繰下げ増額率早見表

出所:日本年金機構「年金の繰下げ受給」

1歳刻みの年金平均をみたとき、65歳未満の厚生年金と国民年金受給額が低くなっているのは、繰上げ受給による減額が影響していると考えられるでしょう。

次の章では、在職老齢年金が見直しされる予定について解説していきます。