3. 10月の振込額を自分で確認する方法
10月の振込額は日本年金機構から10月上旬に送付される年金振込通知書で確認できますが、早く確認したい場合は、次の方法で概算します。
- ①年金支払額:8月分と同額
- ②介護保険料額:「介護保険料決定通知書」で確認
- ③後期高齢者医療保険料または国民健康保険料:8月分と同額
- ④所得税額と復興特別所得税額:8月分と同額
- ⑤個人住民税額:「個人住民税の税額決定・納税通知書」で確認
- ⑥控除後振込額:①から②~⑤の合計額を控除して計算
「介護保険料決定通知書」と「個人住民税の税額決定・納税通知書」は、毎年6月(または7月)に居住地の市区町村から送付されます。
4. まとめにかえて
年金振込通知書は、2か月ごとに振り込まれる年金額をお知らせするものです。
当月振込分だけでなく次回以降の振込予定額も記載されていますが、8月(または9月)に送付される年金振込通知書には、10月の振込額が記載されていません。
未記載の理由は、10月振込分から控除される「介護保険料」等が変更になる可能性があるからです。
振込額を早く知りたい人は、居住地の市区町村から送付される「介護保険料決定通知書」などを確認して自分で概算しましょう。
参考資料
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 日本年金機構「通知書の見方を調べる」
- 日本年金機構「8月(および9月)に届いた年金振込通知書は、8月分(および9月分)の支払額のみ記載されており、10月以降の支払額は「*」の記載になっています。これはなぜですか。」
西岡 秀泰