2. 現代シニアの年金受給額は?

2022年時点の統計によると、厚生年金の受給額が平均で14万3973円、国民年金は5万6316円です。それぞれの受給額別の分布は次の通りとなります。

厚生年金の受給額階級毎の人数分布

厚生年金の受給額階級毎の人数分布

出所:厚生労働省「厚生年金保険(第1号) 年金月額階級別受給権者数」をもとに筆者作成

  • ~1万円未満:6万1358人
  • 1万円~2万円未満:1万5728人
  • 2万円~3万円未満:5万4921人
  • 3万円~4万円未満:9万5172人
  • 4万円~5万円未満:10万2402人
  • 5万円~6万円未満:15万2773人
  • 6万円~7万円未満:41万1749人
  • 7万円~8万円未満:68万7473人
  • 8万円~9万円未満:92万8511人
  • 9万円~10万円未満:112万3972人
  • 10万円~11万円未満:112万7493人
  • 11万円~12万円未満:103万4254人
  • 12万円~13万円未満:94万5662人
  • 13万円~14万円未満:92万5503人
  • 14万円~15万円未満:95万3156人
  • 15万円~16万円未満:99万4044人
  • 16万円~17万円未満:104万730人
  • 17万円~18万円未満:105万8410人
  • 18万円~19万円未満:101万554人
  • 19万円~20万円未満:90万9998人
  • 20万円~21万円未満:75万9086人
  • 21万円~22万円未満:56万9206人
  • 22万円~23万円未満:38万3582人
  • 23万円~24万円未満:25万3529人
  • 24万円~25万円未満:16万6281人
  • 25万円~26万円未満:10万2291人
  • 26万円~27万円未満:5万9766人
  • 27万円~28万円未満:3万3463人
  • 28万円~29万円未満:1万5793人
  • 29万円~30万円未満:7351人
  • 30万円~:1万2490人

国民年金の受給額階級毎の人数分布

国民年金の受給額階級毎の人数分布

出所:厚生労働省「年金月額階級別老齢年金・通算老齢年金受給権者数」をもとに筆者作成

  • ~1万円未満:6万5660人
  • 1万円~2万円未満:27万4330人
  • 2万円~3万円未満:88万1065人
  • 3万円~4万円未満:266万1520人
  • 4万円~5万円未満:465万5774人
  • 5万円~6万円未満:824万6178人
  • 6万円~7万円未満:1484万7491人
  • 7万円~:178万3609人

国民年金は40年間未納なく保険料を支払うことで満額を受給できますが、厚生年金は現役時代の加入期間や収入などに応じて年金額が変動します。なお、ご自身の年金見込み額については、ねんきんネットやねんきん定期便で確認できます。

将来に必要な生活費を試算して年金だけで不足すると感じた場合は、現役時代のうちから老後に備えた貯蓄を始めましょう。

次章ではシニアの貯蓄事情について解説していきます。