3. 【注意点②】資産のすべてを新NISAで運用しない

老後資金を確保する際には、資産のすべてを新NISAで運用しないように注意しましょう。

新NISAは投資のため、元本割れのリスクを伴います。

そのため、資産すべてを新NISAで運用するのではなく、一部は貯蓄や債券などの低リスクな方法で運用しましょう。

例えば、「100ー年齢」の割合を株式や投資信託などのリターンを狙える資産で運用し、残りは貯蓄や債券などの低リスクな資産で運用するという考え方があります。35歳の人であれば、資産の65%を株式や株式を対象とする投資信託などで運用し、35%を貯蓄や債券などで運用するイメージです。

ぜひ、年齢に応じた適正なリスクをとりながら、資産運用をおこないましょう。

4. 【注意点③】手数料の高い商品はできるだけ避ける

新NISAで投資信託を購入する人も多いですが、投資信託は保有中に「信託報酬」という手数料が発生します。

例えば、信託報酬が年率0.5%の投資信託を100万円保有する場合、年間5000円の手数料がかかります。10年間保有すれば手数料の合計は5万円となり、決して無視できない金額です。

そのため、投資信託を選ぶ際には、投資対象や過去の運用成績などに加えて、信託報酬も確認するようにしてください。