2. 厚生年金を月20万円もらうための年収は約820万円
厚生労働省の公的年金シミュレーターをもとに、以下の条件で計算してみました。
- 1985年4月5日生まれ
- 厚生年金保険の被保険者期間22歳~60歳
- 65歳から受給
厚生年金で月20万円を受け取るためには、約820万円の年収が必要だとわかります。
ご自身の年収と比較していかがでしょうか。
3. 平均的な厚生年金額は約14万円
国税庁「令和4年版民間給与実態統計調査」によると、令和4年度の給与所得者の平均給与は458万円です。
給与のみ820万円から458万円に代えて、残りは同じ条件で先述のシミュレーターで計算すると、厚生年金の金額は約14万円になります。
厚生年金の平均額(老齢基礎年金を含む)が約14.4万円なので、概ね平均的な金額は約14万円と言って良いでしょう。
したがって月額20万円というのは、現役時代にかなりの高年収だった方でなければ達成できない水準と考えられます。
次の章では、将来の年金額を増やすためにやるべきことを解説していきます。