8月15日は、2ヶ月に一度の年金支給日でした。

月20万円以上の厚生年金を受け取る高額受給者は、全体の何割くらいいるのでしょう。

また厚生年金の金額に不足を感じている方向けに、年金の増やし方についても解説します。

1. 厚生年金を月20万円以上もらえるのは14.8%

厚生労働省が公表する「令和4年度版厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、年金月額ごとの割合を確認していきましょう。

【画像全5枚中1枚目】年金月額ごとの割合。2枚目以降、平均給与及び対前年伸び率の推移について解説

年金月額ごとの割合

出所:厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に筆者作成

厚生年金の被保険者で、月平均20万円以上の公的年金を受給する人の割合は14.8%です。

なお、この20万円には、老齢基礎年金(国民年金)の金額も含みます。

また年金月額のボリュームゾーンは10万円〜20万円となり、全体の約62.5%を占めています。

次の章では、厚生年金を月20万円もらうための年収について解説していきます。