5. 老後のために今からできる資産形成を
老後のために、今できる資産形成方法は多岐にわたります。
まずは、少額から始める積立投資がおすすめです。つみたてNISAやiDeCoといった制度を利用すれば、税制優遇を受けながら、長期的な資産形成が可能です。
次に、不動産投資も検討しましょう。少額から始められる不動産投資信託(REIT)などが手軽な手段です。
ただし、不動産投資にはリスクも伴うため、事前に十分な情報収集を行いましょう。
また、スキルアップも大きな視点では資産形成の一つと言えます。自分のスキルを高めることで、収入アップにつながり、結果的に資産を増やすことができます。
自己投資ともいえますね。
最後に、固定費の見直しも忘れてはいけません。
生活費を見直し、固定費を削減することで、余剰資金を生み出すことができます。支出を把握するための家計簿アプリを活用するのも有効です。
6. まとめにかえて
少子高齢化が進み、労働人口が減少する中、このままでは社会保障制度の持続可能性が危ぶまれます。
政府は、高齢者の生活を支えるための対策を講じるとともに、国民一人ひとりが、将来の自分のために、そして、社会全体の安定のために、資産形成の意識を高める必要があります。
若いうちから少しずつでも資産運用を始めること、スキルアップに努めること、そして、無駄な支出を見直すこと。これらの積み重ねが、将来の生活を大きく左右します。
この問題に対して、私たちは傍観者でいることはできません。一人ひとりが、自分事として捉え、行動することが求められています。
社会全体で、誰もが安心して暮らせる社会を目指していきましょう。
参考資料
- 東京都主税局「個人住民税(税金の種類)」
- 総務省「個人住民税」
- 首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」2024年6月21日
- 港区「住民税(特別区民税・都民税)はどういう場合に非課税になりますか。」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
杉田 有毅