家を建てる時にどんな外壁材を使用するのかを決めようとしても、住宅に使用される主な外壁材にはサイディング、モルタル、ALC、タイル、天然石材などがあります。

更にサイディングには窯業系や金属系、木質系、樹脂系があり、モルタルの塗装に使用する塗料にもウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料といった様々な種類があるので、どれが良いのか迷ってしまいます。

そしてこれらのうちどれを選択するのかによって、建築コストやメンテナンスサイクルに大きな違いが生じます。

一般社団法人日本窯業外装材協会によると戸建住宅市場における外装材素材別シェアでは、窯業系サイディングが80.2%と大多数を占めていて、次いでモルタル(6.8%)、スチールサイディング(5.1%)、アルミサイディング(4.7%)となっています。

以前はモルタルが住宅の外壁材の多くを占めていましたが、工期が長くかかることや左官職人不足などが敬遠され、近年ではサイディングを使用することが一般的となっています。

外壁材は材質の違いによって単に見た目の印象が異なるだけでなく、コストや家の耐久性にも大きな影響を及ぼします。

そこで本記事では実際に注文住宅を建てた方の外壁にまつわる体験談から、後悔した点と外壁材を選ぶポイント、おすすめの外壁材などを紹介します。