2.3 クレジットカードを利用できない

生活保護の申し込み時や受給中に、クレジットカードの利用についての決まりは特にありません。

そのため、申し込みができなかったり、保有しているカードを解約しなければならなかったりするということはないでしょう。

しかし、生活保護のお金の使いみちは生活費や住居費、医療費など8つの扶助項目に限られており、クレジットカードの支払いは対象外となっています。

また、クレジットカードの申し込み時には審査が行われ、年収や勤務年数などから支払能力がチェックされます。

生活保護者は審査の結果、支払い能力が低いと判断される可能性が高く、新規で利用することは難しいでしょう。

2.4 ケースワーカーによる家庭訪問がある

生活保護受給中に、ケースワーカーが定期的に家庭訪問します。近況の聞き取りや経済的に独立するための支援などを行いますが、不正受給防止のために家庭内の実態も調査します。

基本的に、家庭訪問前に事前連絡がありますが、突然訪問することもあり、訪問を拒み続けていると不正受給を疑われる可能性もあるようです。

次の章では、生活保護の受給要件や受給額の目安などを確認しましょう。