一般的に、安定性が高いイメージのある国家公務員ですが、そんな国家公務員への転職を考えている方もいらっしゃると思います。

国家公務員の中途採用試験には「社会人試験」が実施される職種もあり、現在試験に向けて準備を進めている方もいらっしゃることでしょう。

今回は、国家公務員の社会人試験の概要や日程に加えて、勤続年数別に退職金の平均支給額を見ていきます。

新卒採用者に比べて定年までの年数が短くなる中途採用者ですが、勤続年数によってどのくらいの差があるのでしょうか。

1. 国家公務員の「社会人試験」とは?

国家公務員の中途採用試験には、40歳未満を対象とした「社会人試験」と、民間企業等による実務経験がある方を対象とした「経験者採用試験」があります。

そのうち、社会人試験は係員級の職員を採用するための試験であり、2024年度の具体的な受験資格は以下のようになっています。

・1984(昭和59)年4月2日以降に生まれた方
・一般職試験(高卒者試験)の受験資格の期間が経過した方(2022(令和4)年3月31日以前に卒業した方)
・人事院が当該者に準ずると認める方