最新のLIMO大ヒット記事を見逃した方へ。編集部から、今知っておきたい「ヒットセレクション」をお届けします!
(初公開日:2024年7月23日)

公的年金は2カ月に1度、偶数月の15日(土日祝日の場合は直前の平日)に支給されます。次の年金支給日は2024年8月15日です。年金受給者はこの日を心待ちにしていることでしょう。

厚生労働省年金局が公表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2022年度末現在の老齢年金「厚生年金」と「国民年金」の受給額の平均月額は、厚生年金14万3973円、国民年金5万6316円です。

しかし、年金額は個人差があるため平均を大きく上回る人・下回る人もいます。現在の老齢年金世代は、年金を月額どれくらい受給しているのでしょうか。

本記事では、現在の年金受給者の年金月額を一覧表で確認していきます。現役世代の方は、老後対策の参考にご覧ください。

【注目記事】【106万円・130万円の壁】2024年10月から「パートでも週20時間勤務」で扶養除外、社会保険加入へ。元公務員がいちから解説

1. 【厚生年金】みんなの受給額はいくら?

厚生労働省年金局が公表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、厚生年金の平均月額を確認していきましょう。

【写真6枚】1枚目/厚生年金の年金月額、2枚目/国民年金の年金月額

厚生年金の年金月額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

1.1 厚生年金の年金受給額(月額)

  • 全体:14万3973円
  • 男性:16万3875円
  • 女性:10万4878円

※上記の厚生年金の年金月額には国民年金(基礎年金)を含みます。

1.2 厚生年金の年金受給額(月額)ごとの人数

  • 1万円未満:6万1358人
  • 1万円以上~2万円未満:1万5728人
  • 2万円以上~3万円未満:5万4921人
  • 3万円以上~4万円未満:9万5172人
  • 4万円以上~5万円未満:10万2402人
  • 5万円以上~6万円未満:15万2773人
  • 6万円以上~7万円未満:41万1749人
  • 7万円以上~8万円未満:68万7473人
  • 8万円以上~9万円未満:92万8511人
  • 9万円以上~10万円未満:112万3972人
  • 10万円以上~11万円未満:112万7493人
  • 11万円以上~12万円未満:103万4254人
  • 12万円以上~13万円未満:94万5662人
  • 13万円以上~14万円未満:92万5503人
  • 14万円以上~15万円未満:95万3156人
  • 15万円以上~16万円未満:99万4044人
  • 16万円以上~17万円未満:104万730人
  • 17万円以上~18万円未満:105万8410人
  • 18万円以上~19万円未満:101万554人
  • 19万円以上~20万円未満:90万9998人
  • 20万円以上~21万円未満:75万9086人
  • 21万円以上~22万円未満:56万9206人
  • 22万円以上~23万円未満:38万3582人
  • 23万円以上~24万円未満:25万3529人
  • 24万円以上~25万円未満:16万6281人
  • 25万円以上~26万円未満:10万2291人
  • 26万円以上~27万円未満:5万9766人
  • 27万円以上~28万円未満:3万3463人
  • 28万円以上~29万円未満:1万5793人
  • 29万円以上~30万円未満:7351人
  • 30万円以上~:1万2490人

※上記の厚生年金の受給額には国民年金(基礎年金)を含みます。

厚生年金の受給額の平均は男女全体で月額14万3973円です。

しかし、ボリュームゾーンは「10万円~11万円」。平均を下回る年金額を受給する世帯が最多です。

厚生年金は、現役時代の年金加入期間と給与や賞与などの報酬に応じて決定する保険料により年金額が決定するため、個人差があります。

一覧表を見ると、下は1万円未満、上は30万円以上と個人差が非常に大きいことが分かります。

では国民年金はどうでしょう。次章で確認していきます。