【政府、年金世帯に追加給付金を検討】60歳代二人以上世帯《老後の入り口》みんなの貯蓄は平均いくら?【年金一覧表】厚生年金・国民年金《平均と個人差》
「年金だけは生活できない…」令和シニアの58.3%が回答
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2024年6月21日、昨今の止まらぬ物価高を受け、その影響が大きいと考えられる年金生活世帯や低所得世帯へ向けた政府の追加給付の検討が公表されました。
これは、物価高から守る「二段構えの対応」のうち、第二段「更なる経済対策」として打ち出されたものです。
公的年金額は、2年連続前年よりプラス改定に。しかし年金が多少増えても、それを上回る物価上昇が各世帯の生活に大きな影響を及ぼしているのが現実。これが今回の追加給付金検討の背景にあります。
さて、多くのシニア世帯にとって、年金生活を支える柱となるのは若い頃からコツコツと増やしてきた貯蓄でしょう。一般的な年金受給開始年齢は65歳。今回は、60歳代の貯蓄額や年金受給額など、シニア世代のお金事情を確認していきます。
執筆者
沖縄県出身。大学卒業後、ほけんの窓口グループ株式会社に入社。新卒5年目で管理職としてマネジメント業務を経験。その後、金融系メディアにて金融機関への企画立案から実行、上場会社へのIR施策営業、SaaS企業でカスタマーサクセスとしてシステム導入のコンサルから伴走支援、セミナーの講師を経験。
現在は金融系IT企業で、働く世代を中心とした個人向けの資産運用コンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。