株初心者の投資家が必ず知っておくべき3つのこと

Dean Drobot

資産形成の時代!といわれても「株式投資は難しい」と感じるという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は株式投資をこれから始めるにあたって、気を付けておきたいポイントをまとめておきます。

株式市場に参加するにあたって

ひとたび株式市場に参加をすればプロもアマもありません。良くも悪くも株式市場は参加者の取引機会に対しては平等です。また、それが株式市場の良さでもあります。もっとも、そうした株式市場に参加するにあたり気を付けておくべきポイントを頭に入れておきたいものです。

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株価はみんなの「期待」で成り立っている

株価ボードについている株価は何を指しているのでしょうか。これはその銘柄を売買する人たちがつけた値段です。では、彼らは何をもって「この銘柄は高い」、「この銘柄は安い」と判断しているのでしょうか。

株価には様々な要因が「織り込まれ」ますが、一言で言うと株価は「期待」で成り立っていると言えます。その期待というのは過去の実績だけではなく、今後将来の見通しや失望なども含めた「期待」です。

期待される銘柄の株価は足元で利益が出ていなくとも上昇しますし、現在利益が得ている企業でも将来の業績に対して不安があれば、株価は下落します。大きな赤字のベンチャー企業の株価になぜ値段がつくのか不思議の方も多いのではないでしょうか。

株式市場では証券アナリストの業績予想値の平均値である「コンセンサス」が重要視されます。たとえば、決算でそのコンセンサスを上回れば「ポジティブ」と判断され株価は上昇することが多いですし、決算がコンセンサスを下回れば「ネガティブ」と判断されて株価は下落することが多いです。

投資家の共通知識の「会計」の基礎は知っておこう

株式投資を始めるにあたっての共通語は「会計用語」です。決算書や決算説明会資料を読み込むにあたっては最低限の知識が必要です。できれば「簿記2級」、時間がなければ「簿記3級」程度の知識は知っておきたいところです。

もっとも、社会人ともなれば会計の知識とは関係ないという人も少ないと思います。日々の業務の中でも知ることができますし、あらためて教科書を開いてみるという時間をとってみてはいかがでしょうか。

株式投資へのハードルは下がっている

「個人投資のようなアマチュア投資家は機関投資家やヘッジファンドといったプロ投資家にカモられるのでは?」とお考えの方もいるかもしれませんが、上場企業の情報開示姿勢もプロ・アマ問わずフェアな開示姿勢が進んでいます。

インターネットの普及で上場企業の投資家向け情報も簡単に手に入るようになりましたし、PCだけではなくスマホでも簡単に閲覧しに行くことができます。情報だけではなく、取引もスマホでもできる時代です。10年前と比べると非常に便利になった感があります。

また、先ほどの「コンセンサス」もネット証券によっては無料で閲覧することもできますので、情報格差という意味でも個人と機関投資家の間も埋まりつつあります。

まとめ

ここまでのポイントをまとめる以下の3つのポイントになります。

  • コンセンサスを意識しよう
  • 会計知識は最低限身につけよう
  • ネット環境を最大限活用しよう

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。