2. 年金から天引きされる5つのお金

年金から天引きされるのは、以下の5つの税金および社会保険料です。

  1. 所得税・復興特別所得税
  2. 住民税
  3. 介護保険料
  4. 国民健康保険料
  5. 後期高齢者医療保険料

2.1 所得税・復興特別所得税

所得税および復興所得税は、年金収入が一定額以上の場合に課税されます。

一般的に、年金から所得税が引かれるのは、以下のような方です。

  • 65歳未満の方:年間108万円以上
  • 65歳以上の方:年間158万円以上

ただし、非課税で受け取れる年金額は、各種控除の適用によって異なります。

2.2 住民税

住民税は、お住まいの地域の自治体に納める税金です。

住民税は「均等割」と「所得割」に分けられ、それぞれを合計した金額が徴収されます。

具体的には、均等割が一律5000円(道府県民税と市町村民税。ただし2024年からは森林環境税が開始したので、5000円以上になる自治体が多い)、所得割は年収から各種控除を差し引いた「課税所得金額」に対して10%が課されます。