4. 3位 スズキ ワゴンR WLTCモード燃費25.2km/L

第3位は、スズキのハイトールワゴンの「ワゴンR」。HYBRID FX-SとワゴンR カスタムZのHYBRID ZXが25.2km/Lの低燃費性能でした。

スズキ「ワゴンR」

スズキ「ワゴンR」

出所:スズキ公式画像

「ワゴンR」は広い室内が特長のハイトワゴンであるため「アルト」や「ラパン」より車重が重く燃費では不利といえます。

それでもマイルドハイブリッド仕様は、WLTCモード燃費25.2km/Lというハイトワゴントップの低燃費性能となっています。

またマイルドハイブリッド以外のNA車は、デュアルインジェクションシステムやクールドEGRなどの新技術を搭載し、熱効率を向上させた新開発R06D型エンジンを採用。

軽量化と高効率化により、優れた燃費性能と軽快な走りを両立させた新開発CVTも採用して24.8km/Lというマイルドハイブリッド車にも劣らない低燃費性能となっています。

なお「ワゴンR」はマツダ「フレア」としてOEM供給されており、「フレア」も「ワゴンR」同等の燃費性能となっています。

4.1 スズキ ワゴンR 燃費以外の特徴

「ワゴンR」は、軽ワゴンならではの広い室内空間と使い勝手の良さを併せ持ちます。

スズキ「ワゴンR」カラー展開

スズキ「ワゴンR」カラー展開

出所:スズキ公式画像

幅広い世代のライフスタイルとさまざまな価値観に対応する、「ワゴンR 」「ワゴンR カスタムZ」そして「ワゴンR スティングレー」という個性的な3つの外観デザインを採用しています。

この選択肢の多さが「ワゴンR」の特長と言えるでしょう。

5. まとめ

今回は燃費のいい軽自動車TOP3をご紹介しました。しかし、燃費がいい=人気とはならないようです。

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会「2024年6月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」によると、販売台数トップはホンダ「N-BOX」ですが、燃費ではランク外に。燃費トップの「アルト」は6月度の販売台数では6位に過ぎません。

これは、軽自動車は燃費が良いのは織り込み済みで、それ以外の付加価値が求められている結果と言えるでしょう。

参考資料

田中 秀雄