2.2 老後資金の準備はiDeCo
iDeCoの資金を引き出せるのは原則60歳以降のため、老後資金を準備するのに適しています。
具体的な使い道としては、公的年金で足りない分の生活費の補填、趣味や娯楽の費用、老人ホームへの入居や介護費用などが挙げられます。
40歳代・50歳代前半など、そろそろ老後資金の準備を始めたい方に、iDeCoはおすすめです。
ただし、iDeCoは掛金の上限額が職業によって異なり、会社員の方は最大で月2万3000円とそれほど多くありません。
iDeCoだけでは不十分な場合、新NISAを併用して足りない分を補填すると良いでしょう。
3. まとめにかえて
新NISAとiDeCoはさまざまな違いがあり、上手に使い分ける必要があります。
簡単にいえば、投資の自由度が高いのは新NISA、税制優遇が多いのはiDeCoです。
積み立てた資金をいつ・どのように使いたいのかを考え、最適な方を選択してください。
もちろん両者の併用も可能なため、資金に余裕のある方は検討するのも良いでしょう。
参考資料
安藤 真一郎