6. 税金対策のポイントとは?3つを解説

「住民税非課税世帯」について解説してきました。

ここからは、課税世帯の方にも取り組める、税金対策や資産運用についても解説していきます。

6.1 個人年金保険

個人年金保険は、保険会社が提供する私的年金制度です。

利率も固定されていることが多いので、安心して長期的に貯められます。

また、生命保険料控除を利用して、税金の軽減も可能です。リスクを抑えつつ、しっかりと資産を育てたい方に向いている仕組みと言えそうです。

6.2 iDeCo(個人型確定拠出年金)

次に、iDeCoです。

これは積み立てながら節税できる制度で、いろいろな投資先にお金を分けて運用できます。

ただし、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。長い目で見て資産を育てることを目指す方に向いているでしょう。

6.3 NISA(少額投資非課税制度)

最後に、NISAです。2024年から新しくなり、投資信託や株式への投資で得られる利益が非課税になります。

積立期間中は税金がかからないわけではありませんが、受け取り時に税金がかからないのが大きなポイントです。

もちろんリスクがあるので、投資先はしっかりと選ぶことが大切です。

今回は3つを紹介しました。どれが自分に合っているか迷ったら、さらに情報を集めてみると良いでしょう。

7. まとめにかえて

今回の記事では、住民税非課税世帯について、10万円の支給について詳しく説明しました。

また年代別の割合をチェックしてきましたね。65歳以上のシニア世帯全体で約4割が住民税非課税世帯に該当し、特に80歳代では半数を超えていることもわかりました。

住民税非課税世帯への給付金は一時的な支援にはなりますが、金額には限界があります。

これからも安心して生活するためには、自分自身で資産をしっかりと作り、守っていくことが大切です。個人年金保険、iDeCo、NISAなどを紹介しましたが、こうした制度も含めて資産形成の方法はさまざまあります。

まずは自分にあった制度をじっくり調べてみることをおすすめします。