2. 安易に地植えしてはいけない《くっつく気根が厄介な》つる植物3選

2.1 アイビー(ヘデラ)[常緑多年草]

おしゃれな寄せ植えにも重宝するアイビーは生育旺盛。安易な地植えには要注意!

アイビー

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アイビーは葉の形や模様のバリエーションが豊富なつる植物。とてもおしゃれな見た目なので、外壁に這わせたり、グランドカバーにしたりしてみたい、と想像が膨らみます。

しかし地植えのアイビーは、ものすごいスピードで広がるため、要注意。外壁に這わせると気根がべったりと張り付き、アイビーをはがしても気根は取れず、外壁を汚してしまいます。

地面についた茎からも根を出すほか、カットした茎からも根を出して成長するため、切り戻しや撤去が難しく、手に負えなくなりがちです。

※参考価格:250~800円前後(3号ポット苗)

2.2 ノウゼンカズラ[落葉つる性木本植物]

植えっぱなしで真夏に咲いてくれる「ノウゼンカズラ」も丁寧な管理が必要

ノウゼンカズラ

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花が少なくなる真夏に元気なビタミンカラーの花を咲かせるノウゼンカズラ。植えっぱなしで真夏に咲いてくれる花はあまり多くないため、貴重な存在です。

昔から庭木として親しまれているノウゼンカズラですが、つるも根も生育旺盛。アイビーと同じく気根を出して外壁や近くの樹木に登っていきます。

そのうえ、地下茎やこぼれ種からも芽を出して広がる繁殖力の強さも持ち合わせているため、管理が難しい植物です。

※参考価格:600~1300円前後(3.5~4号ポット苗)

2.3 ハツユキカズラ[常緑多年草]

かわいらしい葉色の「ハツユキカズラ」も生育旺盛

ハツユキカズラ

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ピンクの新芽から、白や緑へ葉色が変化するグラデーションが美しいハツユキカズラ。かわいらしい色合いが魅力ですが、日陰で育てると緑色の葉ばかりになってしまい、日当たりがいいと葉焼けしやすいため、管理が難しい植物です。

ハツユキカズラはアイビーやノウゼンカズラと比較すると成長速度は穏やかですが、外壁やフェンスなどに気根を張り付けながら登る性質は同じです。

また、ハツユキカズラは植物の全部位に毒があるため、小さなお子さんやペットが口に入れないよう注意しましょう。茎の切り口から出る白い液でかぶれる人もいるので、お手入れの際は手袋をすると安心です。

※参考価格:300~1700円前後(3~3.5号ポット苗)