お庭の主役で、家族と一緒に育つシンボルツリー。人によって選び方はさまざまですが「せっかく植えるなら後悔したくない!」と思う方がほとんどではないでしょうか。

庭木の中には、繁殖力が強すぎる、害虫がつきやすい、大きくなりすぎる、などの理由から庭に植えるのを避けた方がいい植物もあります。逆に、成長がゆっくりで病虫害に強く、育てやすい庭木も存在します。

そこでこの記事では、シンボルツリーにしたら素敵だけれど管理が大変な庭木4選をご紹介し、代わりにおすすめしたい育てやすい庭木を参考価格とともにお伝えします。

これからシンボルツリーを選びたい方も、手のかかるシンボルツリーの植え替えを検討している方も参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「実は植えてはいけないシンボルツリー」

【写真1枚目/全9枚】お洒落だけど大きくなりすぎる「オリーブ」他、実は植えてはいけない庭木4種&代わりにおすすめの育てやすいツリーも紹介します!1/9

オリーブ

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  • 繁殖力が強く生育旺盛「シマトネリコ」
  • 大きくなりすぎる「オリーブ」
  • 害虫がたくさん発生する「サクラ」
  • 危険な害虫が発生する「ツバキ・サザンカ」

2. 実は植えてはいけない?繁殖力が強く生育旺盛「シマトネリコ」

植えてはいけない?繁殖力が強く生育旺盛「シマトネリコ」2/9

シマトネリコ

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お庭や玄関横に1本あるだけでおしゃれな雰囲気をつくってくれるシマトネリコ。風に揺れる繊細な枝と小ぶりで明るい葉色が爽やかで、暑さや病虫害に強く、樹形も整いやすいことからシンボルツリーの定番となっています。

しかしシマトネリコは繁殖力が強い植物。雌雄異株で、雌株(花が咲く木)は花後に羽が付いた種が飛び、あちこちから芽を出します。近所のお庭に侵入してしまうことも。

そのうえ成長が早く、年2回ほど剪定しないと、すぐに手に負えないほど大きく育ってしまいます。

2.1 【代替案】シマトネリコの代わりにおすすめ→明るく爽やかな雰囲気が魅力「ソヨゴ」

シマトネリコの代わりにおすすめの「ソヨゴ」3/9

ソヨゴ

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ソヨゴはシマトネリコと同じく、明るい葉色が爽やかでおしゃれな雰囲気。風が吹くと葉がこすれて「さらさら」と涼しげな音が聞こえます。ソヨゴも雌雄異株で、雌雄とも春にはかわいい小花が咲き、秋には雌株のみ赤い実をつけます。

成長がゆっくりで病虫害に強く、日陰でも日向でも育つ手のかからない庭木。常緑なので、目隠しをかねたシンボルツリーとしても楽しめます。

繁殖力はそれほど高くないので、赤い実を楽しみたい方は雌雄セットで植えましょう。

※参考価格:8000~1万円前後(高さ1m前後)

3. 実は植えてはいけない?大きくなりすぎる「オリーブ」

実は植えてはいけない?大きくなりすぎる「オリーブ」4/9

オリーブの木

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白みがかった細い葉と異国情緒漂う雰囲気がおしゃれなオリーブ。「平和の象徴」ともされており、シンボルツリーにぴったりと感じるかもしれません。

しかし、オリーブはとても大きくなる植物。縦にも横にものびのびと枝を伸ばすため、広い場所が必要です。その反面、根が浅く風で倒れやすい性質も。

また、害虫が付きやすく、見た目も悪くなりがち。そのうえ、ある程度気温が高く乾燥した環境を好むため、高温多湿の日本では育てるのが難しいのです。

3.1 【代替案】オリーブの代わりにおすすめ→白みがかった葉がオリーブ似「フェイジョア」

オリーブの代わりにおすすめの「フェイジョア」5/9

フェイジョア

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オリーブの白みがかったおしゃれな葉に憧れる方には、フェイジョアがおすすめ。夏に咲くエキゾチックな花と、晩秋につく実は、見ても食べても楽しめます。

成長がとてもゆっくりで、手のかからない庭木。日当たりのよい場所に植えると、花つき・実つきがよくなります。病虫害に強いので、花や実は無農薬で味わえますよ。

品種によって実が異なるため、収穫したい場合は調べてから購入しましょう。寒さにはやや弱く、地植えは関東以南が適しています。

※参考価格:4000~1万円前後(高さ1m前後)

4. 実は植えてはいけない?害虫がたくさん発生するサクラ(バラ科植物)

実は植えてはいけない?害虫がたくさん発生するサクラ(バラ科植物)6/9

サクラの木

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花色や花形のバラエティーが豊富なサクラ。家族と一緒に庭でゆっくりお花見できたら嬉しいと考える方もいるでしょう。

しかし、サクラやウメなどのバラ科植物は、害虫がつきやすいという困った特徴があります。

とくにサクラは毛虫がたくさん発生する植物。また、大木になる品種が多いため広い場所が必要で、花びらや落ち葉の掃除も大変です。

4.1 【代替案】サクラの代わりにおすすめ→サクラに似た花が咲く「ハナカイドウ」

サクラの代わりにおすすめの「ハナカイドウ」7/9

ハナカイドウ

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どうしてもお庭でお花見をしたい!という方には、ハナカイドウがおすすめ。八重桜と同じころに、サクラに似たピンクの花を枝いっぱいに咲かせてくれます。

バラ科なので病虫害は発生しますが、サクラよりはかなり少なめ。樹高もあまり高くならないので、コンパクトに楽しめます。

日当たりと風通しのよい場所に植え、病虫害が発生したら市販の殺菌殺虫剤で対処しながら育てましょう。

※参考価格:2000~5500円前後(高さ1m前後)

5. 実は植えてはいけない?危険な害虫が発生するツバキ・サザンカ(ツバキ科)

実は植えてはいけない?危険な害虫が発生するツバキ・サザンカ(ツバキ科)8/9

ツバキ・サザンカ(ツバキ科)

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ツバキやサザンカは昔から定番の庭木で、シンボルツリーのほか、生垣や目隠しとしても楽しまれています。

品種が豊富で洋風のお庭に合わせやすい花も多く、花が少ない冬に鮮やかな花を咲かせる貴重な植物です。

しかし、ツバキやサザンカなどのツバキ科植物には、チャドクガという毛虫が大量発生します。

チャドクガは卵~成虫まで細かい毒針毛があり、毛虫自体に触れなくても、風で飛ばされた毛や、葉に残っている毛でもかぶれてしまうので要注意です。

5.1 【代替案】ツバキ・サザンカの代わりにおすすめ→小ぶりでかわいい花が咲く「ヒメシャリンバイ」

ツバキ・サザンカの代わりにおすすめの「ヒメシャリンバイ」9/9

ヒメシャリンバイ

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ツバキやサザンカの代わりとしておすすめしたいのが、ヒメシャリンバイ。残念ながら冬に花は咲きませんが、春にピンク色のかわいらしい小花を楽しめます。

ツバキやサザンカと同じく常緑で、繊細な小さい葉と春の赤い新芽も美しい庭木です。

成長がとてもゆっくりで、病虫害や潮風に強く、日向でも日陰でも育つ使い勝手のよい庭木。唯一寒さには弱いので、地植えは関東以南が適しています。

筆者は秋田県在住ですが、寒冷地ではチャドクガの発生を見聞きしません。そのためヒメシャリンバイを植えられない寒冷地では、ツバキやサザンカを植えてもあまり問題ないでしょう。ただし、温暖化が進むとチャドクガが発生するかもしれません。

※参考価格:2500~1万円前後(高さ1m前後)

6. まとめにかえて

お庭に植えると管理が大変な庭木4選とその代替案をご紹介しました。参考になりましたでしょうか。

ローメンテな庭木をシンボルツリーとしてお迎えすると、家族とゆったりお庭で団らんする時間を持てますよ。

シンボルツリーを選ぶ機会はそう多くないため、後悔しないシンボルツリー選びを楽しんでくださいね。

鈴森 真樹