3. 新NISAが暴落したときの対処法3選
新NISAで購入している商品が暴落した場合の対処方法は、以下のとおりです。
- 落ち着いて株価の様子を見る
- ほかによい投資先があるなら売却して損切りする
- 金融商品を買い増す
株価の暴落時は、いかに平静を保つかがポイントです。常に暴落時のことを想定して、資産運用に臨みましょう。
3.1 落ち着いて株価の様子を見る
株価が暴落していたら、まずは落ち着いて「何が起こっているのか」「今後どのように株価が動きそうか」を確かめましょう。ここで焦ってしまうと、間違えた選択をして損失を拡大しかねません。株価の様子を見ながら、動きに合わせて「売る」「買う」「そのままにしておく」タイミングを見計らいましょう。
過度な悲観・楽観をせずに、いつもよりも値動きに注視する程度で様子を見続け、適切なメンタルとタイミングのときに次に行動に出るのがおすすめです。
3.2 ほかによい投資先があるなら売却して損切りする
もし今の投資先よりもよさそうな投資先の目処が立っているのであれば、売却してそれ以上の損失を抑える「損切り」をしてもよいでしょう。損失は残りますが、今後の投資の運用方法によって、損失分の回復ができる場合があります。
ただし、損切りはどれだけ投資経験を積んだ人でもタイミングの見極めが難しい技術です。加えて、NISAのような積立投資のできる制度では、損切りが不向きな場合があります。損切りする際は、十分に投資計画を練ったうえで行うようにしてください。
3.3 金融商品を買い増す
暴落は、長期的に続くものもあれば短期的なものもあります。長引く不況のような長期的な暴落でなければ、積み立てている金融商品を買い増して利益を増やすのも一つの手です。
新NISAでの積立投資は、一生行っていくものです。数十年間の生涯のなかで、一度や二度株価が急激に下がることも、十分あるでしょう。しかし、長期的な目線で見れば、株価が暴落する時期はほんの一瞬です。株価が下がったことで「むしろこれから価格上昇のチャンス」と捉えて金融商品を買い増せば、大きな利益が期待できるでしょう。
ただし、暴落の底でないときに買い増してしまうと、損失が拡大する可能性もあります。まずは落ち着いて株価の動きを見ることが重要です。