5. 【夏の防犯対策】安心できる住まいの条件とは?

では、防犯面で安心できる住まいとはどのような住まいなのでしょうか?物件の条件や設備はもちろん、周辺環境もしっかりとチェックすることが大切です。

アットホームの調査では、現在の住まいに引っ越す際、「周辺の治安状況を調べた」と回答した人は57.0%でした。半数以上がエリアの治安状況をしっかりと調べてから住まいを探していることが分かります。

調べた方法については、「そのエリアを実際に訪れて調べた」がトップ。次いで、「マップを見て周辺の施設を調べた」「不動産会社に聞いた」が3割以上でした。可能であれば、現地を訪れてしっかりとエリアの雰囲気を確認するとよさそうです。

引っ越し前に周辺の治安状況を調べている人は約6割

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出所:アットホーム株式会社「住まい探しと防犯意識の実態調査」

また、防犯面で安心できる住まいの条件・設備も調査しました。

アットホームが、防犯を意識して住まい探しをし、現在賃貸物件で一人暮らしをしている人に現在の住まいの条件・設備を聞いたところ、「2階以上」「モニタ付インターホン」「ドアスコープ」がトップ3でした。特に「2階以上」に住んでいる女性は7割を超えています。

防犯のために欲しい住まいの条件・設備では「モニタ付インターホン」が最も高く、男女別にみると、男性は「防犯カメラ」、女性は「モニタ付インターホン」がトップでした。

アットホームが全国の不動産会社を対象に行った調査でも、防犯を気にする一人暮らしの人がチェックするべき住まいの条件・設備として「モニタ付インターホン」が60.5%とトップでした。家の中から外の様子や訪問者の顔を見ることができる「モニタ付インターホン」は、不動産のプロもおすすめする防犯対策につながる設備と言えそうです。

防犯を気にする一人暮らしの人がチェックするべき住まいの条件・設備のトップは「モニタ付インターホン」

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出所:アットホーム株式会社「住まい探しと防犯意識の実態調査」

今回の記事では、長期休暇で不在にする際の防犯意識やその対策、日頃からできる防犯対策、防犯面で安心できる住まいの条件・設備などについて詳しく解説しました。間近に迫る夏休み。旅行や帰省先でも安心して過ごせるよう、防犯対策をしっかりと行いましょう。

参考資料