3. 【夏の防犯対策】普段からできる防犯対策は?

防犯を意識して住まいを探した人は、普段どのような対策を行っているのか調べました。

よく防犯対策として言われることが多い「洗濯物を外に干さない」対策ですが、アットホームの調査では「洗濯物を外に干していない」と回答したのは51.8%と半数以上でした。また、「個人情報が含まれた書類等を捨てる際、読み取られないように処理をする」人は78.4%と、約8割に上りました。

そのほか、「エレベーターには一人で乗る」「ドアスコープに目隠しカバーをしている」など、日ごろからさまざまな工夫を凝らして防犯対策を行っている様子がうかがえました。特別な道具がなくてもできる工夫も多く、日々のちょっとした意識で対策できそうです。

<普段から行っている防犯上の工夫は?>

  • モニターで来客を確認し、予定にない来客は出ないようにしている(50代女性)
  • マンション入口のドアを開錠して入るときに、誰かがついてきていないか振り返って確認している(50代男性)
  • エレベーターには一人で乗る(30代女性)
  • ベランダに砂利を敷いている(60代女性)
  • センサーライトを設置している(40代男性)
  • ドアスコープに目隠しカバーをしている(20代女性)

「洗濯物を外に干さない」と回答したのは半数以上、、「個人情報が含まれた書類等を捨てる際、読み取られないように処理をする」と回答した人は約8割

グラフ

出所:アットホーム株式会社「住まい探しと防犯意識の実態調査」

一方で、玄関や窓・ベランダの鍵を施錠しているかどうかを聞いたところ、5分以内の外出の場合、施錠していない人が1~2割ほどいることが分かりました。ゴミ捨てや郵便物を投函する、近くのコンビニへ行くなどのちょっとした外出でもしっかりと施錠してから外出することをおすすめします。

玄関や窓・ベランダの施錠状況は?

グラフ

出所:アットホーム株式会社「住まい探しと防犯意識の実態調査」

4. 【夏の防犯対策】防犯を意識して住まい探しをする人は4割超

そして、日ごろから安心・安全に暮らすためには、防犯を意識した住まい探しが重要です。

アットホームが過去2年以内に賃貸物件で一人暮らしをするために住まい探しをした人を対象に実施した調査では、「防犯を意識して住まいを探した」人は46.3%でした。半数には届かなかったものの、4割超が防犯を意識しながら住まいを探しているようです。

しかし、そのうち「現在の住まいは防犯面で安心できないと思う」と回答した人は約3割と、防犯面で住まいに不安を抱えている人は少なくありませんでした。安心できないと思う理由を聞くと、建物への侵入のしやすさなどが不安要素になっているようです。

<防犯面で安心できないと思う理由>

  • 外から侵入しやすく、部屋の中が見やすい造りの住宅だから(20代女性)
  • どこに住んでも安全とは言い切れないから(40代女性)
  • 1階でバルコニーの柵も低いので、簡単に乗り越えられてしまうから(40代男性)

現在の住まいに不安を抱えている人は約3割

出所:アットホーム株式会社「住まい探しと防犯意識の実態調査」